平成23年8月11日木曜日

富山のNGO、在住外国人に高校への道を教える

8月7日(日)に、第二回「外国人のための高校進学説明会」が行われた。私は資料の翻訳、会場での通訳をさせていただいた。素晴らしい企画で、参加させていただいて嬉しい。詳しくは次のリンクを。
http://shingaku-project-toyama.jimdo.com/

平成23年6月27日月曜日

サンパウロ州前教育局長官 パウロ・レナト、逝去

6月25日(土)の夜、前サンパウロ州教育局長官及び元ブラジル教育大臣パウロ・レナト・コスタ・ソウザ氏(65)は、心停止によって亡くなった。


パウロ・レナト氏は去年、富山県南米親善訪問団(名誉団長:石井知事)がサンパウロを訪れたとき、富山県知事及び議会議長、議員を快く待遇し、カンピナス州立大学学長のころ富山県を訪れたことについて温かく語った。当時、JICAと富山大学の協力で、カンピナス大学において消化器研究所を設立した。

27日(月)午前中に行われた葬儀に、ご家族をはじめ、PSDB政党仲間であったフェルナンド・エンヒッケ元大統領、ジョゼ・セハ元州知事・元保険大臣、ジェラウド・アウキミン知事ら多くの政治家及び一般の人が参列した。

平成23年6月15日水曜日

駐日ブラジル大使館にて「ポルトガル語版日本小百科」出版発表

6月14日(火)に駐日ブラジル大使館の式典で「ポルトガル語版日本小百科」の出版が、マルコス・ガウヴォン駐日ブラジル大使、編集者の伊藤玄二郎氏及び日本ブラジル学校協会の吉田マリアシズ子会長により発表された。出版された1万冊のうち、500冊はスポンサーからブラジル大使館に贈呈され、日本のブラジル人学校に配布される予定。残りはブラジルの小・中学校に配布される。

小百科では日本の地理、歴史、文化・習慣及び各地域の特徴が分かりやすく、簡潔に紹介されている。

駐日ブラジル大使館は電話03-3403-0718(コミュニティ部)で詳しい情報を提供する。


Mini-Enciclopédia do Japão é lançada na Embaixada Brasileira em Tokyo

A apresentação ao público da Mini-Enciclopédia do Japão foi feita no dia 14 de junho, pelo Embaixador do Brasil no Japão, Marcos Galvão, o editor Genjiro Ito, e a presidente da Associação das Escolas Brasileiras no Japão, profa. Maria Shizuko Yoshida. Foram impressos 10 mil exemplares, dos quais foram doados pelos patrocinadores para serem distribuídos a escolas brasileiras no Japão. O restante será destinado a escolas de ensino fundamental no Brasil.

O volume traz, em linguagem simples e adequada para estudantes, informações gerais sobre a geografia, história e a cultura do Japão, bem como as peculiaridades de suas diferentes regiões.

Para mais informações, a Embaixada do Brasil em Tokyo está à disposição pelo telefone 03-3403-0718 (Setor de Comunidade).

平成23年6月9日木曜日

ブラジル司法制度、「不公平、不誠実」弁護士らが言う

2011年6月8日 Folha de S. Paulo新聞


ブラジルの司法制度は不公平、不誠実、遅い、高い、不便。サンパウロ大学で行われた司法制度への信頼に関する調査で、ブラジルの弁護士の大半がそう思うことが分かった。

3月にわたって、ブラジル全域の1172人の弁護士が7つの質問に答えて、州裁判所、連邦裁判所等を評価した。

調査によると、当事者の社会的地位や政党所属等により、ブラジルの司法制度は「十分公平ではない」または「全く公平ではない」と対象者の86.2%が答えた。なお、89.7%が司法制度は「効率が悪い」と評価。

更に、ブラジルの司法制度が「速い」または「とても速い」と答えた弁護士はわずか2%だった。料金に関しては、89.9%が「高い」と答え、61.2%は「十分誠実ではない」または「全く誠実ではない」と答えた。

利便性に関しては、対象者の大半(64%)が司法制度は「不便」または「とても不便」だと答えた。一方、56.6%の対象者はこれから5年後は司法制度の状況は現在よりよくなると信じている。

平成23年5月27日金曜日

最近ブラジルでは...

ブラジルマスコミが提供する東日本大震災に関するニュースは、放射能の危険から経済における影響へ焦点が変わってきた。最近二週間、ブラジル進出の大手日本企業の困難が目立った。5月18日にホンダのサンパウロ州スマレ市にある四輪車工場の幹部は従業員400人の解雇を発表した。同月26日にトヨタがサンパウロ州インダイアトゥバ工場及びアルゼンチンのザラテ市にある工場の生産一日中止を発表。いずれも日本からの部品提供の低下が原因。

今年着任したジウマ大統領は、さっそく一人の大臣をめぐる汚職疑いでてこずっている。官房長官大臣アントニオ・パロシは過去にも汚職の疑いでルーラ元大統領に迷惑をかけたが、財務大臣としてのよい実績と、法廷では過去の疑いに関して根拠が発見されなかったことから、ルーラが支持した後継者ジウマに大臣群のトップにあげられた。しかし、財務大臣を辞任した2006年から2010年までの間に、パロシの財産が20倍増えたことを新聞記者が指摘した。そのお金は政府を離れた後、コンサルティング事業で報酬として得られたとパロシが説明するが、取引先との契約は秘密条件が付いているため詳しい情報は発表できないと言う。政府はパロシ大臣を擁護するスタンスをとっている。

平成23年4月26日火曜日

「神の存在を信じる国」、ブラジルは世界3位

ロイターの依頼で市場調査専門企業Ipsos社が行った調査によると、 対象国23ヵ国の中、ブラジルは「神または神に相当するもの」の存在を信じる人の割合が世界3位である。神の存在を信じる世界一の国は、インドネシア(93%)、2位はトルコ(91%)。ブラジルの割合は84%。対象者全体(23ヵ国で18,829人の大人)で神の存在を信じる人の割合は51%だった。


同調査では「創造論」と「進化論」の対立も調べられた。

人間がサルなどから進化したことを否定し、創造主なる神によって天地万物のすべてが創造されたとする「創造論」を信じる人は対象者全体の28%だった。創造論を信じるブラジル人の割合は47%で5位となった。アメリカは40%で6位。トップからはサウジアラビア(75%)、トルコ(60%)、インドネシア(57%)及び南アフリカ(56%)だった。

一方、人間は単純な動物から時間をかけて進化してきたとする進化論を信じる人は対象者全体の41%を占めた。

進化論が一番普及している国はスウェーデン(68%)である。2位はドイツ(65%)、3位は中国(64%)である。

「神または神に相当するものの存在を信じない」と答えた人は、全体の18%だった。フランスが一番高い割合を占めている(39%)。続いてくるのはスウェーデン(37%)とベルギー(36%)。ブラジルでは、わずか3%しか「神またはそれに準ずるものの存在を信じない」と答えなかった。

対象者全体の17%は「神等のことを信じたり、信じなかったりする」と答えた。このカテゴリーの一位は日本(34%)で、次に来るのは中国(32%)と韓国(同じく32%)である。

平成23年4月19日火曜日

「ブラジルの新幹線」、W杯までには無理、オリンピックも「難」

政府、公開入札を更に延期

国家陸路輸送庁のベルナルド・フィゲイレド庁長は先週14日(木)に、サンパウロ市・カンピナス市・リオデジャネイロ市を結ぶ予定の高速鉄道の入札を延期する決断を発表した。入札予定日は18日だったが、7月11日に変更された。

去年11月にも入札が延期されたことで、今回は2回目となる。初回では、唯一の企業連合しか入札に参加希望を表さなかったことが延期の理由となった。今回は競争が成り立ちそうだったが、参加希望者側から予算確保に関する障害などが訴えられ、政府が延期に承諾した。

今回の延期で、ブラジル政府では2014年のワールドカップまでに設計を完成する目標は無理とされ、2016年のオリンピックまでに利用できる可能性も高くないと言う。

平成23年4月12日火曜日

サンパウロ政府広報ヘッドライン

トレメンベ第二女子刑務所開所

女性収容者のニーズに合った特別刑務所として設計された初の施設


ファーストレディ兼社会連帯基金理事長のル・アウキミンを共に、ジェラウド・アウキミン知事はトレメンベ第二女子刑務所を4月11日(月)に開所した。18,869.48㎡の面積に定員660人のこの刑務所は、特別に女性収容者のニーズに応じるために設計された刑務所である。

「史上初ではないが、史上最良の特別女子刑務所を開所していることは大事な実績です。ここは適応工事された施設ではなく、お子さんを持つ者や授乳している者を含めて女性収容者のために設計された施設です。現代先端の刑務所です」と知事が述べた。

トレメンベ第二女子刑務所は収容者医療専用棟の他、妊娠中、出産直後とその子供等それぞれの専用棟が設けられている。そこは収容者支援基金(Funap)が計画した「お母さんスペース」といい、授乳期の6ヶ月間母子が過ごす場所である。収容者、職員の尊厳及び安全を図る措置である。

(サンパウロ政府ホームページより記事の一部分翻訳)

平成23年4月8日金曜日

リオの学校で乱射、12人死亡

ブラジルのリオデジャネイロ市内の市立小学校で7日8時ごろ、拳銃を持った男(24)が生徒らに乱射し、生徒12人が死亡、13人がけがをした。男も頭を撃って自殺した。家族に残した手紙の内容から、犯行も自殺も計画的にみえる。 地元メディアによると、男はこの学校の卒業生で、「学歴証明書を取りに来た」と言い学校に侵入して、教室がある二階へ進んだ。廊下で教師に会い、同じ話をした。教師が離れると教室に侵入して「講演をする」と言い、乱射を始めた。他の教室にいた生徒、教員の一部分は外へ逃げ出し、幾人かの生徒は教員に導かれて三階の教室へ入って、椅子、机等を使ってドアを封鎖した。逃げ出した生徒2人が学校の近くを通っていた警察官に声をかけた。警察官は学校へ駆けつけ、2階から3階へ進もうとした犯人を目撃。警察官が犯人に射撃して「銃を捨てろ」と言い、犯人は倒れたまま自殺した。 犯人が残した手紙に、自分の埋葬に関する意志が詳しく書いてある。「私の体は不純な人は手袋なしで触ってはいけない」「お母さんのお墓の隣に埋められたい」「キリストのお許しを頂くために私の墓で神様の教徒に祈ってほしい」などの言葉が書いてある。 ブラジルのマスコミではこの事件は大きく報道され、ジウマ大統領は参加していた記念イベントで挨拶を省略し、涙をこぼしながらお悔みを表して、全員で1分間黙とうした。

平成23年2月4日金曜日

県費研修(聖州推薦)OG、富山で芸術展示会を開く



元富山県県費技術研修員(サンパウロ州政府推薦)のThais Ueda(タイス・ウエダ)氏(32歳)は、2月18日~28日の間、立山画廊で絵画展示会「過剰―excesso」を開くため、13日にブラジルを出発し、来県する予定である、とブラジル富山県人会市川利雄副会長から伝わった。なお、富山に1週間滞在の後、東京で4日間過ごす予定だと言う。
タイス氏は平成15年6月~16年1月の間、富山市所在の(株)山田写真製版所でコンピュータグラフィックスの研修を受けました。
夫と小さい子供も連れてくると言う。