上院議員から庶民まで、汚職の癖がまだ続くブラジル
最近数週間のブラジルのニュースでは、上院での汚職スキャンダルが多くの注目を浴びている。José Sarney上院議長(79歳、元大統領)は違法な手当受給や縁故採用等の疑いで辞任を求められている。
実は議長の例は上院下院両議会における根深い問題の一部分に過ぎない。当たり前のようにメイドの給料、海外旅行、外食等様々な個人的な費用が議会のお金、つまり公費で払われている。
こういうニュースに一般庶民は、腹は立つが、驚かない。公益より私益を優先することはブラジル社会の各階層に染込んでいる悪しき習慣である。国のお金で遊ぶ政治家一票を投じる一般庶民も路肩走行、ケーブルテレビの無断引込み、横流しや海賊商品の購入等を日常的にするのである。ブラジル人の間では、「公」より「個人または身内」を大事にする傾向がまだ強い。
サンパウロ大学のストライキ、57日目で終了
サンパウロ大学の職員と教員は7月1日にストライキの終了を決めた。職員が始めた今回のストライキは次第に学生と教員の支持を得て、57日間も継続した。公式的に6月27日に冬休みが始まった。
授業の振替は予定されているが、日程はまだ決まっていない。
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